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アピアランスケアネイル2024.09.11

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アピアランスケアネイル

『アピアランスケア』を知っていますか?

「アピアランスケア」とは、がんやその治療に伴う外見変化に起因する身体・心理・社会的な困難に直面している患者とその家族に対し、診断時からの包括的なアセスメントに基づき、多職種で支援する医療者のアプローチである。」と定義されています
広く一般的には「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と表現するそうです
国立がん研究センター中央病院のホームページからの抜粋

簡単にいうと
がん治療中におこる外見の変化や心の変化に医療従事者の方がよりそい治療中でも変わらぬ日常を送れるようにサポートすることです

ネイリストにできることは
抗がん剤治療によっておこる爪の変化のサポート!
医療従事者ではないのでできないこともありますが、爪の色の変色をマニュキュアを塗って気持ちが晴れやかになるお手伝いができます!

このアピアランスケアをされている医療従事者の方とともに病を患っている方に爪の技術者であることでお役に立てたらいいなと思い【アピアランスケアネイル】という分野の勉強を始めました

指先をおしゃれに彩るのが楽しくてネイリストになりましたが
ネイリストになるために学んだテキストでは対応しきれない相談が多くなり、その都度必要な勉強をしてきました
巻き爪に対する施術も、ひとつの方法を学んでも疑問が解消されず、たくさんの方法を学びました(技術の勉強って果てしなくお金がかかるし、きっと教える人だけが儲かる仕組みなんだろうな…とも思うのですが、納得いかなくて次から次へと学びに行きました)

そしてアスリートネイル!
さまざまな選手の爪に向き合ってきました
ネイリストの知識のみで対応してはいけない技術であることを痛感しています
私は、ミーハーですがそもそもスポーツをよく知りません
プロスポーツ選手にお会いできるのはとってもウキウキワクワクしますが、それよりも、その競技でどのように爪に負担がかかるのかを知り、そのトラブルを防ぐためにはどう対処したらいいのかを考えるのがとても楽しく、爪目線からスポーツに興味を持ったりしています

話は戻りますが、【アピアランスケアネイル】を学び始めた頃に出会ったご新規のお客さま
ご来店の翌週から、乳がんの抗がん剤治療が始まるとのことでした

ご自身の治療について、とてもよく勉強されている方で、使用する抗がん剤の副作用に備えてのご来店でした

乳がんの抗がん剤を使用すると、足の爪が巻き、足の角質増殖が始まるらしいのです

ネイリストのテキストで爪が黒くなると学んだ記憶がありました

デリケートなことなので、私はお客さまのお話を伺って、私にできることできないことをお話しさせていただき、治療前だったので、お客さまのご希望の足裏の角質ケアと足爪の爪切りをさせていただきました

そして2回目の抗がん剤治療前に2度目のご来店
驚くことに、衝撃を与えたわけでもないのに爪の下の皮膚(爪床)に赤みがあり、平だったものが爪の真ん中を摘まれたようにキューっと持ち上がっていて、とても痛そうでした

痛みがあるこの時は、爪の長さを整えてしっかり保湿することしかできませんでした

そしてまたひと月が経過してのご来店

前回、爪床がまっかになっていた爪ですが、筒のようにくるりと巻いて、巻いた爪の中が黒くなっていました

親指とは違い、小さな爪のトラブルなので爪にプレートを貼り付けるような施術は選択肢にないのと、生活習慣からの爪トラブルではないためとても悩みましたが、今の違和感を解消することを目的に巻き爪ジェルでの施術をご提案しました

「はまねいる」で扱っている巻き爪ジェルは、塗布した瞬間から48時間かけて巻いた爪を平らにしてくれます

抗がん剤治療で皮膚を摘むように巻いてしまう爪を少しでも食い止めるための予防です

今現在も、抗がん剤治療は続いています
お客様への爪のサポートも続いています

治療経過とともに、驚くほどの爪の変化もあります

この続きは次回